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真言八祖像(伝持の八祖)が御本堂に。

真照寺 公式

更新日:2023年3月19日

令和5年3月。春彼岸を控えて、本堂に、真言八祖像(伝持の八祖)をご請来申し上げました。

真言八祖像とは、弘法大師空海様に連なる、真言密教の八尊の正統伝承者(祖師)の肖像です。

金剛智・善無畏・不空・恵果・一行の真言宗伝法五祖像に、龍猛(龍樹)・龍智の2祖及び弘法大師様を含め、師から弟子へ正しい教えが伝えられたことを表すものです。

 

■龍猛菩薩:大日如来ー金剛薩埵菩薩から正統な密教経典を受け継いで伝持の第一祖となられた。龍樹菩薩の名でも知られる。



■龍智菩薩:南インドで活躍。優れた神通力を発揮した。7世紀まで長寿を保ったとも言われる。


■金剛智:南インドで、龍智菩薩の元、七年で密教の奥義に達した。その後、インド王の使者として中国に密教をもたらした。


■不空金剛:長安で金剛智に学び、中国の密教の祖師になった。玄宗・粛宗・代宗の三代に仕え、安史の乱で混乱した唐を立て直した。



■善無畏:インド・マガダ国の王だったが、密教を修めた後、中国へ渡航。 『虚空蔵求聞持法』、『大日経』などを漢訳した。



■一行:中国・鉅鹿の人。善無畏の翻訳作業に参加し、密教を修める。天文学に優れ、正確な暦を作成した。



■恵果阿闍梨:中国・長安の東、昭応県の人。不空金剛に見出され、皇帝の師となる。

不空の『金剛頂経(金剛界)』・善無畏の『大日経(胎蔵界)』の両系統の密教を統合した。

恵果阿闍梨の肖像画に描かれる童子は、恵果阿闍梨自身の七歳(出家当時)の姿。


■弘法大師:恵果阿闍梨より金剛界・胎蔵界の両部を伝承。真言密教の第八祖・唯一の正統伝承者として密教を日本にもたらした。恵果阿闍梨と出会ってから伝法灌頂を受けるまで、わずか二ヶ月余り。その年の年末には恵果阿闍梨が遷化されるというギリギリのタイミングだった。弘法大師は、弟子を代表して恵果阿闍梨の墓碑の「大唐神都青龍寺故三朝国師灌頂阿闍梨恵果和尚之碑」を撰した。


 

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