top of page

ひとこと法話

弘法大師さまのお言葉から、日々、ちょっと心に留まったフレーズまで。


挨拶が返って来ない ということ2
挨拶が返って来ない ということ でも、というのです 「道はそもそも挨拶をしないものですが、人は、挨拶をするべきではないでしょうか」 「挨拶をするべき、というのは、あなたの望みです。あなたの望みが叶わないから、あなたが不愉快になっているのですから、その原因は、『挨拶をしない人』ではなくて、あなたです」 「挨拶をかわす世の中の方が、挨拶をしない世の中よりも良いのではありませんか」 「もちろんです。挨拶を返してもらった時、あなたはどう思いますか」 「ありがたいなあ、と思います」 「そうです、『有難い』ことなのです。滅多にないことだから『有難い』のです。滅多にないことを、いつも欲しがるのは、欲張りではないでしょうか」
真照寺 公式
6 日前読了時間: 1分


挨拶が返って来ない ということ
ある人が言うのです 「毎朝ゴミ拾いをしながら、通る人に『おはようございます』と挨拶をしています。 でも無視して通り過ぎる人がいると、嫌な気持ちが残ってしまって台無しです」 「あなたは、なぜゴミ拾いをしているのですか?」 「道が綺麗になると気持ちいいからです」 「その時、道は『ありがとう』と言ってくれますか?」 「いいえ」 「道が挨拶を返してくれなくて、嫌な気持ちになりますか?」 「いいえ。道が挨拶してくれないのは当たり前ですから」 「人も挨拶してくれなくて当たり前と思えば、嫌な気持ちにならないのではないでしょうか」 挨拶が返って来ない ということ2
真照寺 公式
1月7日読了時間: 1分


災難は試練 幸運も試練 ということ
京セラや第二電電(現KDDI)を創業した稲盛和夫さんは、こんなことをおっしゃっています。 「幸運に恵まれることも、災難に遭うことも、等しく試練なのです」 悪いことが起こった時、それを試練だと感じて頑張る、災いを転じて福となす、というのはよく聞くことですが、良いことが起こった時は、何かの成果やご褒美だと考えて喜ぶ、というのが普通ではないでしょうか。 ところが稲盛さんは、幸運も試練だと考えなさいと言うのです。 よく考えればその通りで、人生は「良いことが起こってそれで終わり」ではありません。 良いことが起こることで、何かが変わります。喜んでいて、変わったことに気がつかないと、足をすくわれることになりかねない。 幸運に恵まれた時は、その幸運にどう対処するか試されている、試練、なのだと感じる心構えが大切なのです。 似たような意味の故事で、人間万事塞翁が馬、があります。 令和8年、午年(うまどし)に、心に止めておきたいものです。
真照寺 公式
2025年12月31日読了時間: 1分


月を見る ということ
自由律俳人の尾崎放哉にはこんな句があります。 「こんなよい月を一人で見て寝る」 放浪の人生を送った尾崎放哉が、真言宗須磨派の大本山、須磨寺の大師堂の堂守をしていた時に読んだ句です。 いろいろな解釈がありますが、ポイントは「一人で」というところでしょうか。 こんなよい月とは、中秋の名月でしょうか。細く弧を描いた三日月でしょうか。 よい月をたった一人で見あげることで、その良さが格別に染み渡る。 多くの人と共有することも良いけれど、時には一人になることで、その素晴らしさを実感できることがあるのかもしれません
真照寺 公式
2025年12月28日読了時間: 1分


手放せば、手にはいる、ということ
禅語に「放てば手に満てり」という言葉があります。 人は無意識のうちに何かを”手に入れよう”と行動してしまいます。 握ったものは放さないぞ、もっともっといっぱい手に入れて、懐を”何か”で一杯にするんだ、と。 でも、手は、その手の分しか握れません。そもそも、手を握っていたら、モノは掴めないのです。 富士山で行をなさっている方から伺いました。 高地で行をすると、高山病になる方があります。 その時、酸素が足りないので、みなさん、吸おう吸おうとされる。 でも、もう精一杯吸っているので、それ以上空気が吸えず、苦しまれる。 なので、その方々はそんな時「息を吐き切りなさい」と教えるのだそうです。 息を吸おうとすれば苦しいまま、でも、逆に息を吐くことに専念すると、吐いた分だけ、自然に新しい空気が入ってきて、やがて楽になると言います。 無意識でいると、私たちは「手に入れよう」「吸い込もう」としてしまうのです。 ですので、意識して、「手放そう」「吐き切ろう」としなければならないのです。 新しいものを手に入れるために、手放す時間、吐き切る時間を作ることを、意識しましょう
真照寺 公式
2025年11月19日読了時間: 1分


欲には二つの種類がある ということ
仏教は、欲望を捨てる宗教と言われていますね。 欲望=煩悩を捨てることが必要。「無になりなさい」と聞いている人も多いと思います。 ですが、弘法大師空海様、お大師様は、理趣経からお引になりまして 「大欲清浄」 とおっしゃられています。 欲にはふた種類あって、 ひとつは、小欲。 自分だけの利益を求めて、他から奪う欲。 これは自分も他人も苦しめる、苦の元になる「煩悩」です。 もう一つは、大欲。 世のため人のため、未来のために働きたいという欲。他に与えたいという欲。 これは「清浄」と同じだ、ということです。 欲望を持つなら、大きな欲を持って生きましょう。
真照寺 公式
2025年11月17日読了時間: 1分


苦しさから助かる ということ
苦しさは、自分に何かが降りかかってきた時に起こります。 自分が傷つけられた、自分が損をした、自分の悪口を言われた。 そんな時に苦しくなります。 その時、「自分」を守ろうとすると、余計に苦しくなります。 芥川龍之介の「蜘蛛の糸」をご存知でしょうか。 罪人のカンダタが地獄から逃れるための糸を登っている時、他の亡者もその糸に取り縋ってきます。 カンダタは、叫びます。 「こら、罪人ども。この蜘蛛の糸は己おれのものだぞ。お前たちは一体誰に尋きいて、のぼって来た。下りろ。下りろ」 その瞬間、蜘蛛の糸は、カンダタのぶら下がっているところからぷつりと切れてしまいます。 それは、カンダタが、苦しみ(地獄)から逃れようと、自分のことだけを考えて、自分だけが助かろうとしたために、かえって、助かる方法を失ってしまったのだと思います。 この時、カンダタが、他の罪人たちと一緒に苦しみから逃れようとしたら、どうなっていたのでしょう? 我々は、苦しい時ほど、自分第一とせずに、みんなと共に助かる道を探す覚悟を持つ、自分を手放す、それが大事なのではないでしょうか。
真照寺 公式
2025年11月1日読了時間: 1分
思い通りにならないこと
思い通りにならない時、悪いのは誰でしょう。あるいは、何でしょう。 邪魔をする人たち、ライバル、嫉妬で足を引っ張る人、役に立たない部下、理解がない上司。 なぜか不運ばかり続くこと。 でも変ではないでしょうか どんなことがあっても、結果は出ています...
真照寺 公式
2024年9月29日読了時間: 1分


「大事なことは何度でもいう」ということ
生まれ生まれ生まれ生まれて生の始めに暗(くら)く 死に死に死に死にて死の終わりに冥(くら)し 『秘蔵宝鑰』 お大師様の名文の中でも、有名さではトップクラスの、このお言葉。 ふつうに書くのでしたら、「生の始めに暗く、死の終わりに冥し」となるでしょう(それでも名文ですが)...
真照寺 公式
2024年6月5日読了時間: 1分


「『それなりに』がいい」ということ
「美しくない人がどうして美しく写るんですか」(「この世を生き切る醍醐味」樹木希林) 大女優・樹木希林さんの名言。 彼女が出演した富士フイルムCMのキャッチコピーは、最初は「美しい方はより美しく、そうでない方も美しく写ります」だったとか。...
真照寺 公式
2024年5月29日読了時間: 1分


「一人でできることは少ない」ということ
「如来威神の力を離れぬれば十地の菩薩もその境界にあらず。いわんや生死の人をや」 『大日経開題』 意訳:如来の助けがなければ、菩薩のトップクラスである十地の菩薩ですら、自力でその境地を保つことはできない。ましてや凡人に何ができるというのか。...
真照寺 公式
2024年5月20日読了時間: 1分


「こころが大事」ということ
お大師様の言葉 心是一切法一切法是心 (十住心第八) 心はこれ一切法なり、一切法、これ心なり 意訳:心が世界であり、世界は心である 道端に落ちている石を見て「綺麗な石だな」と見える時もあれば「邪魔な石だな」と蹴りたくなる時もあります。...
真照寺 公式
2024年5月20日読了時間: 1分
bottom of page



